2008年06月22日

ひきこもり・ニート問題

2005年度内閣府『若年無業者に関する調査(中間報告)』では、ひきこもり・ニートになる人の最終学歴と、就職意思の有無などの関係について調査結果が出されている。それによると、15歳から34歳の若年無業者全体において中学卒の占める割合が7.8、高校卒が44.3、短大・高専卒が25,1大学卒が22.8そのほか0.1パーセントとなっている。全体的には高校卒が一番多い割合だが、就業する意思の低い群ほど、この調査では就職を「非希望」するグループでは中学卒の割合が25、高卒では52パーセントにまで上がっている。学歴と就業状況が明らかに関連しているのである。

中学から高校にかけては思春期であり、また過酷な高校受験という試練に立ち向かう大変な時期である。この時期に傷ついたり、道に迷ったりする若者が、その後の人生でも挫折を余儀なくされている様子が良く分かる。

今の時代、安易に学歴で就業ができないとは思わない。やる気さえあれば無資格でも自営業は起こせるわけだし、資格はあとからでも取得できるのだ。ただ、大事な時期に心の骨を折ってしまった若者にとって、夢を持つことや生活を楽しむということをイメージすることが難しいのかもしれない。本人に情緒・発達的な何か障害があって、うまく立ち回ることができなくてとどまっている場合もある。

結果ばかりを追い求め、人の心を大事にしない風潮がつづけば、こういう流れは変えられないような気がしてならない。