2008年07月08日

職業体験

最近は、中学でも高校でも、職業体験という活動を取り入れている学校が多い。実際の職場にアポイントを取り、実際の仕事を体験させてもらう活動だ。おもに生徒は、自分の希望する職業や、体験してみたい職種に関して調べ、自らアポイントを取る。受け入れ先はファーストフード店、保育所、図書館などさまざまである。ここで彼らは数日間限定で職業体験をする。これは強烈な印象で生徒の心にインパクトを与える。

自分の未熟さを痛感して帰ってくる生徒、もっと仕事に従事したかったと喜んで帰ってくる生徒、時間が長くてきつかったとへこたれて帰ってくる生徒、さまざまだ。しかし、百聞は一見に如かずとはよくいったもので、自分の適性を知ったり、親の勤労への感謝を持ったりすることが一瞬でできるすばらしい活動である。

最近では、教職経験者に対しても、このような実地研修が行われている。10年などの節目に当たる年で、数日間の職場体験を研修し、幅広い経験を養おうとするものだ。中には、1年などの比較的長い研修期間を持たせる場合もある。本来は、見識の狭いとされる教員の啓蒙のためという意味合いがあったのだが、最近では教員の職場の環境の悪さを改めて感じ入るという皮肉な感想をもって研修を終える教員が多いという。

働くということは生きることだ。いきいきと自分の役目を見つけて他の誰かのために役立つことのできる居場所を、それぞれに見つけていきたいものである。