2008年08月08日

小論文・作文の書き方

小論文・作文の書き方をご紹介したいと思います。

高校受験で、小論文や作文を課題にしている学校があります。こういった学校を受験するならば、受験対策に文章を書く練習をしておいたほうがよいでしょう。私はこの作文指導を経験したことがありますので、よい作文の表現法についていくつか書いてみたいと思います。
 過去問題が調べられるとよいですが、ほとんどは「あるテーマについて、自分の考えを何字以内で述べよ。」という形式のものだと思います。(この文字数は、なるべくぴったりい要請するのが理想的です。)
 おおざっぱな構成は、?はじめ?なか?おわりの3段です。小学校2年生の作文で学習する基本的な構成です。?は序論ですから、国語の説明的文章、科学読み物などででてくる「○○でしょうか」という問題提起の形を使ったり、テーマを選んだ理由や、近頃の時事問題を取り上げるなど、前振りを行います。?は本論です。中心となる段落なので、さらに2つか3つの段落で構成し、体験したことや、見聞きしたことを事例にして、そこから自分の考えを引き出せるようにしておきます。?では?につづいて自分の考えをまとめます。?で提起した問題や内容と対応していれば○です。
 はじめにメモとして段落ごとの見出しを構成してから、文字数に合わせて書き進めます。この文字数に合わせて、というのがはじめは大変に感じますが、何度か書いていると勘が良くなってきて配分が上手になってきます。まずは練習して、身近な人に見てもらいましょう。


2008年08月04日

高校受験の時の注意点

高校入試を控えた生徒や親にとって、最大の目的は「合格」になりますが、入試を終えてしまうと目標がなくなり、燃え尽きてしまう子どもも少なくないと聞きます。また、第一志望校に不合格になった体験に傷つき、立ち直れない場合もあるそうです。そんなことにならないように、目的が「入学する」そのものなのではなくて、「いかに学び、生きていくか」であることを時々親子ともに確認することが大切です。といっても、何も大げさに人生を語るようなことは必要ありません。受験勉強の合間に、きちんと、子どもの趣味や特技、好きなことを守る時間や気持ちを大切にしてあげるだけでいいのです。それは要するに自分を大切にするということです。大人でも、この部分を怠り仕事に明け暮れてばかりいると心の病になってしまいますが、子どもはさらに繊細で、思春期でもあります。自我が膨らんできているのに、序列化され、点数化され、自分が小さく見えたり小さな失敗を重大な過ちのように感じてしまったりするのです。そういうとき、周りの大人から、自分を見てくれているなと感じる一言があるだけで、ずいぶん救われるのではないのでしょうか。「あなたはテニスが好きだから高校入試が終わったら毎日テニスに明け暮れるといいよ」「部活が楽しみだね」「気分がスカッとするようにランニングでもしてくる?」など簡単な一言でいいのです。気分転換や、つらい気持ちの逃し方は親のほうが経験を積んでよく知っているはず。メンタルな部分をいかに自分でコントロールしていくか。こういう知恵もおしつけることなくさらりと教えてあげられると理想的だと思います。

2008年08月03日

高校選び

高校入試は本来、子ども自身が指針を立てて進むべき道ですが、親も地域や学校、高校受験の仕組みをよく知り、アドバイスしていく立場にあります。そこで、親はどのように受験情報をサーチしていくべきかを考えていきましょう。

 親が現住所の地域で、受験をしていない場合、学校の特色や偏差値的なランクは何も知らないわけですから、基本的な受験の仕組みと受験可能な学校の位置づけは中学生になるまでに把握しておくとよいでしょう。ネットでも受験向けのナビゲーションがあり、気軽に見られます。また、知り合いに、すでに進学している親御さんがいれば仲良くしてどんな学校生活を送っているのか教えてもらいましょう。長期にわたっていろいろな話をバランスよく聞くことが大事です。そのときになってあせっても、成績の差や子どもの立場を気にしてあまり親同士が情報をオープンにしない場合も考えられます。
 知り合いに学校関係者がいれば受験の動向などが聞けて心強いかもしれません。知り合いなどいなくても、まずは担任の先生との仲を大切にして、生の現場の様子を教えてもらえるようにするとよいでしょう。そのうち、時期が来ると子どものがんばりや実力・距離などの条件によっておのずと志望校ができてくるものです。そうしたときに、この道はこんなふうにすばらしい、こっちはこういう理由ですばらしい、ということが、押し付けではなく自然な形で伝えてあげられれば子ども自ら目的をもって選ぶことができるでしょう。
 

2008年08月01日

塾選び

高校入試に、塾の存在は今や欠かせないものになっています。文部科学省調べの「子どもの学習費」では中学生の学校外での学習費用は公立、市立ともに年間30万を超えているという結果が出ています。塾にもよりますが、月々の月謝にして2万から8万ともいわれており、教育費、生活費のおおきな割合を占める出費になっているようです。
同じ投資をするなら、賢く、有効な塾選びをしたいものですが、その選択は多岐に渡り、大変な困難です。目的は、進学なのか、補修なのか。経営は個人か、法人か。授業は一斉か、個別なのか。こういった基本情報は資料請求のほか、口コミやネットなどの情報に基づいてしっかり集めたいものです。ですが、口コミに頼るのも危険です、合う、合わないは結局は個人の特性や希望による違いがあって一概には言えないからです。お子さんの性格をよく知っている親なら、どういう環境で効率のよい学習ができるかわかるはずです。
たとえば引っ込み思案な子が一斉指導の進学塾にいっても質問が出来ず萎縮するだけで力がのびないでしょう。調子に乗りやすい子が友達といっしょの塾に通ったら楽しいばかりが優先してしまうでしょう。スポンサーは親御さんですから、ある程度口出しとコーディネートをするべきだと考えます。また、見過ごしてはいけないのが防犯上の立地、安全な行き来ができるかといった点です。軽食を買えるコンビニがあることもいいですが、非行に走りやすいような環境にある場合は要注意ですからしっかりチェックしたいものです。

2008年07月30日

家庭教師選び

高校受験を控えた生徒の家庭教師をしたことがあります。女の子で、親御さんの母校である私立女子校を志望しており、成績的にはだいたいボーダーラインくらいだったので、絶対合格できる自信をもたせたいということと、論文や面接の対策を個別にしてほしいということでした。かわいらしいお嬢さんで、目標もはっきりしていたので、とても楽しく、毎週いっしょに勉強し、ある程度の成果を出せたと感じています。無事合格することができ、とてもうれしく思いました。

これは学生時代、学校の仲介するアルバイトだったのですが、家庭教師というのは、いちかばちか、先生と合うか合わないか2つにひとつなので、家庭教師の導入を検討している家庭では、気軽に先生を「チェンジ」できるような制度があるのかチェックしたほうがいいと思います。


いくらいい先生でも、個別学習では相性が大切です。勉強が毎週楽しみになるような先生、コミュニケーションが取りやすい先生にめぐり合えれば最高でしょう。知り合いやご近所に先生をお願いするという手もあります。よくその方を知っていてほれ込んでという形なら申し分ないでしょう。

一斉学習で競い合う、予備校のような雰囲気が苦手なお子さんでもしっかりとした学習サポートが受けられます。引っ込み思案なお子さんで質問がしにくい場合も先生に個別にお願いして助けてもらうことができます。

通塾の防犯・安全上の不安がないのも良い点です。高校受験のパートナーに家庭教師を選択するのもよいでしょう。


2008年07月25日

縁起かつぎ

近頃では、受験シーズンになると縁起をかついだネーミングのお菓子がスーパーやコンビニの店頭に並ぶ。「うカール」「キットカット」など、いかにも縁起のよいネーミングと楽しいパッケージに受験とは関係なくてもつい手を伸ばしてしまう。

自分が受験生のころには、こういうお菓子はなかったが、高校受験前には、学業お守りとして売っている五角形の「合格鉛筆」や、徳島県にあるJRの駅名「学」という印字のされた切符を買ってもらったりしていたことを思い出す。

そういえば受験当日はお弁当持ちだったが、どの子の弁当箱にも「カツ」がいっていたので驚いた。自分の弁当には入っていなかったのでこれはしまった、と思い、帰ってから母に文句を言った覚えがある。

言葉あそびのような、つまらないことではあるが、あとは運を天に任せるというとき、やっぱり何かに祈りたくなってしまう。やっぱり日本は言霊の国なのかなあと感じてしまう。

言葉にしたり、念ずる力が強かったりすると願いは叶うという。「念ずれば花開く」という言葉もある。逆もしかりであろう。「受かるわけがない」「もっとやらなければ」「これだけしかできない」など、ネガティブな感情が起こることは仕方がない。

しかし、それを親が子に向かって口にしたり、強く感情表現してしまうことは、結局子どもを落ち込み、いらだたせるだけでよいことはない。あきれるくらい楽観的なおおらかな、幸運を呼び寄せるような態度でわが子の背中を見つめてやりたいと思う。

2008年07月22日

内申書

高校受験には、中学校の内申が送られ、合否の基準とされる。内申とは、学業成績を5段階などの数値で表現した基本情報と、部活動・生活の様子などの所見や特記事項を記述した、簡易版通知表のようなものである。

成績(内心点)は定期テストのほか、授業態度なども重視される。英語検定や、漢字検定、ボランティア活動、生徒会活動の記録などが特記事項として書かれるので、中学校のうちに、募集のある検定・活動にははば広く参加しておくことで、視野の広い、積極的な生徒であると判断されるわけだ。

特に一芸に秀でたことがなくても、一生懸命に中学生活を送っていれば、担任からもしっかりとした内心をもらうことができる。内心で受験に落ちるということはない。

しかし、内心が受験に大きく響く場合がある。それは、いじめや万引きといった問題行動による生徒指導のあった場合である。中学の担任は過去のことを持ち出して自分の生徒を高校に入れないというような意地の悪いことはしない。どの子も志望校に入れたいはずだ。

しかし、進路を選択する時期にあって、悪質な素行を繰り返す生徒を見て見ぬふりをして送り出すことはできない。予備情報として報告する責任があるのだ。高校側は、風紀を乱したり、安易に中退しそうな生徒は受け入れたくないため、こういったマイナスポイントは受験にとってとても不利になる。日頃から社会や学校のルールやマナー、また自分の中の規律がきちんとできているか、生活面でのわが子の様子にも気を配ってやりたい。

2008年07月17日

進路相談

毎年、進路決定のシーズンになると、親子と、先生による三者懇談というのがある。これは、志望校を決定するための会であり、願書を出す学校の合意と確認が行われる。一昔前は、不合格者、行き場のない子を出さないように、学校が周到に調整し、案を提示したりして、全員合格に持ち込む風潮があったという。

しかし最近では、進学塾に通っている生徒も多く、偏差値やそのほかの受験情報を学校よりも多く知っている親子がたくさんいる。そのうえ、進学が目的の塾は、実績を上げるため、より高い目標を目指し、挑戦させる気持ちが強い。だから、「ここなら受かる」という考えではなく、「君ならいける」という積極的な進路指導を行っているそうだ。

だから、親子ともに理想が高くしっかりしている場合は、客観的に見て無理そうだなという場合も、本人たちの意思を尊重することになる。結果、不合格や、滑り止め対策なども増えてくるが、自分の意思でそうなった場合は意外とすっきりと現実を受け入れることができるとも聞く。

やはり進路とは、押し付けではなく、自分で切り開いていくべきものだろう。学校の心配に合わせる必要もなければ、塾の勧めるままでも、親の希望をかなえるものでもない。自分が本当はどうしたいのか。子どもにそれが自覚できているか、あとで本心に気づいて後悔しないのか、いまいちど親子でチェックする機会をもちたい。

2008年07月14日

高校は中学とは違う

高校受験を終えて、入学してみると、中学とはいろいろな点でちがうなあということに気づくものである。

まずは、教科書。義務教育ではないので、お金を出して買わなければならない。それから、クラス。いちおうクラスや担任というくくりはあるが、中学校のそれと比べてゆるやかな集まりで、朝に担任から連絡があるのみの簡単なホームルームだったりする。授業があり、終われば帰る。非常に単純だ。高校は、ただの箱なのではないかとさえ思える。

なにかほうっておいてもわくわくするようなドラマがおこるのではないかと錯覚していたのかもしれない。突然自由になって逆に不安になっているのである。クラスメイトも、どこで身につけたのか、全国レベルの技をもつスポーツウーマンだったり、腕利きのドラマーだったり、ピアニストだったり、今までの平凡な顔ぶれとは違っていて刺激を受ける。

それでは自分は何になりたいのか、どうしたいのか、そういうことを自然と考えるようになった。それを探しに、よく図書室や図書館に行った。半分ほどしか意味のわからない古典や文学を読んでいる間は、まだ答えを出している途中で、猶予があるように思えた。源氏物語などのように、続きが長くてなかなか終わらないものだとよりありがたかった。このころに読んだ本はのちに教育学部の国語科を受けるときに大変役に立った。あの文字の羅列の中にやっぱり答えはあったのだ。みちびかれるままに道を進めば、自分にあったそれらしい場所にたどり着くのかもしれない。そういうことを私は高校で学んだ。

2008年07月12日

高校生の夢

私は、イラストレーターをしている。この前、何気なくインターネットの学生コミュニティポータルサイトにたどり着いた。そのサイトでは学生生活を支援するという大小3000以上の学生掲示板群によって構成されており、いろいろな話題で盛り上がっていた。

中でも、将来の夢、という話題で、イラストレーターになりたいという人の書き込みを読んでとても明るい気分になる。「だれそれのようなイラストレーターになりたい」「どうすればイラストレーターになれるのか」「どの学校にすすめばいいのか」とても前向きではっきりした目標に応援の声をかけずにいられないような気持ちになる。

 自分の高校生のころは、そんなに明確な将来の夢などなくて、大学進学時には得意科目と成績で志望校を決めた。学校はもちろん応援してくれたが、ある非常勤の先生にこういわれた。「国語が得意だから国語科にいくの?いったいなにをしたいの?」と。

そのときの自分には、夢が何なのかはっきりわかっていなかった。でも、いまでは分かる。3人兄弟の長女で、美術系の学校に行きたかったが、芸術系はお金がかかるからと親に言われていたのでそちらの進路には自分から道を閉ざしていたのだ。

ずいぶん回り道をしたが、ようやく夢をかなえることができた。それは、あの講師の一言を、折に触れ自分に問いかけ続けた結果だ。私の恩師の一人である。

2008年07月08日

職業体験

最近は、中学でも高校でも、職業体験という活動を取り入れている学校が多い。実際の職場にアポイントを取り、実際の仕事を体験させてもらう活動だ。おもに生徒は、自分の希望する職業や、体験してみたい職種に関して調べ、自らアポイントを取る。受け入れ先はファーストフード店、保育所、図書館などさまざまである。ここで彼らは数日間限定で職業体験をする。これは強烈な印象で生徒の心にインパクトを与える。

自分の未熟さを痛感して帰ってくる生徒、もっと仕事に従事したかったと喜んで帰ってくる生徒、時間が長くてきつかったとへこたれて帰ってくる生徒、さまざまだ。しかし、百聞は一見に如かずとはよくいったもので、自分の適性を知ったり、親の勤労への感謝を持ったりすることが一瞬でできるすばらしい活動である。

最近では、教職経験者に対しても、このような実地研修が行われている。10年などの節目に当たる年で、数日間の職場体験を研修し、幅広い経験を養おうとするものだ。中には、1年などの比較的長い研修期間を持たせる場合もある。本来は、見識の狭いとされる教員の啓蒙のためという意味合いがあったのだが、最近では教員の職場の環境の悪さを改めて感じ入るという皮肉な感想をもって研修を終える教員が多いという。

働くということは生きることだ。いきいきと自分の役目を見つけて他の誰かのために役立つことのできる居場所を、それぞれに見つけていきたいものである。

2008年07月05日

全国学力テスト

全国の小学6年生と中学3年生、約232万人を対象にした「全国学力・学習状況調査」が今年も行われた。このテスト、慎重を期すために宅配で運ばれ、執り行われるが、作成、準備、発送のために49億円、取りまとめ段階においては10億円もの費用がかかっているということだ。

国際社会においての日本の児童生徒の学力低下が言われている流れから来るものなのだろうか、授業時間増やゆとり教育の見直しなどが検討されて、実際に施行さればじめている。かつては、校内暴力など、学校の「荒れ」「落ちこぼれ」といった問題に対処すべく教育のゆとり化へと向かっていったはずなのにこの急激な路線変更はどうだ。

テストを受ける児童生徒は、日頃のテストよりやや難しい記述式の問題にためらいを感じ、また、何のために受けるか今ひとつぴんと来ない様子でもある。中学生は、高校受験に関係がないと、そっぽを向いたりもしている。

テストの分析結果は詳細にわたり、この問題を間違えた児童にはこのような指導が必要であるという結果が文部科学省の公表資料として出てきているが、これを実際に読んで指導に役立つという段階にはまだいたっていない。

序列化や予算の配分に影響が出るのでは?という現場からの危惧が聞こえてくるばかりである。せっかくの大規模なプロジェクトなのだから、現場を知るきっかけにして、教育施策に生かして欲しいとねがう。

2008年07月04日

OECDの学力調査

OECD生徒の学習到達度調査の結果、日本の成績が上位から転落した。というニュースが新聞の見出しを大きく飾った。テスト対象の15歳の生徒を思う。ゆとり教育を受けてきた子達だ。授業時間が削減され、繰り返し学習で学力を定着させてやる余裕もなかったなあとこれまでの指導を振りかえる。ゆとりがすべていけなかったんだと。

しかしよく見てみると、前回のテストに比べ、テスト参加国が32カ国から56カ国に増えているではないか。以前がたまたま高かっただけかもしれない。負け惜しみのようでなんだが、各国で受験条件はバラバラ。何回テストを実施しても順位がころころ変わってしまいそうな気がするのは私だけであろうか。

しかし学力到達度が世界一であるフィンランドについてはやはり注目せざるを得ない。教育や福祉に公的な予算を投入し手厚く国民を守っている国柄のように思え、うらやましい。フィンランドは日本や韓国のような受験戦争とは無縁だと聞く。

学習プログラムの紹介などを見ると、日本がゆとり教育の中でめざしてきたものに近いものが見えるような気がする。それは総合的な学習の時間であり、理科・社会の基本となる生活科の理想的なありかたのようでもある。

もしかしたら、日本は数値にこそ見えなかったがいい線まできているのかもしれない。それは空想だろうか?調査結果が「順位の低下」という点において安易に恣意的に報道されずぎているような気がしてならないのだが。

2008年06月27日

高校中退

小学校・中学校がずっといっしょだった友人が、やはり同じ高校に進学したが、秋になるころには中退をしてしまった。小学生のころはいっしょによくマンガを描いて、薄い冊子を作った。中学になると、ちょっとおとなびてパンクロックを聞いてみたり、洋楽のロックを進めてくれたりした。高校に入ってからもバンドをやろう、といいだして、音楽スタジオに通ったりしていた。まあまあ仲がいいと思っていたのだが、学校を休みがちになり、中退をするまで、あっというまだった。相談も何もなかった。彼女が学校を辞めてしまって、すこしつまらなくなったが、すぐに受験の嵐がやってきてそんなこともすっかりわすれてしまった。

彼女と私は、成績が同じくらいで、自動的に、近いその公立学校をたまたま選んだに過ぎない。目の前にハードルが来たので跳んだ、というだけに過ぎない。跳べなかったことよりいいことだが、その先のゴールまでは深く考えていなかった。私の場合はそれでも次のハードルを何も考えず跳ぶことになったのだが、彼女のロックな魂はそれを拒んだのかもしれない。

彼女からは忘れたころに便りが届く。その後、他の高校に進学し、レコード屋で働きながらお金を貯めて、ドイツで日本のマンガにかかわる仕事をしている。小学生のころとおなじ、マンガだ。自分の居場所を見つけられたのだろう。気が向いたらまた、いっしょにお酒でも飲みたい。

2008年06月22日

ひきこもり・ニート問題

2005年度内閣府『若年無業者に関する調査(中間報告)』では、ひきこもり・ニートになる人の最終学歴と、就職意思の有無などの関係について調査結果が出されている。それによると、15歳から34歳の若年無業者全体において中学卒の占める割合が7.8、高校卒が44.3、短大・高専卒が25,1大学卒が22.8そのほか0.1パーセントとなっている。全体的には高校卒が一番多い割合だが、就業する意思の低い群ほど、この調査では就職を「非希望」するグループでは中学卒の割合が25、高卒では52パーセントにまで上がっている。学歴と就業状況が明らかに関連しているのである。

中学から高校にかけては思春期であり、また過酷な高校受験という試練に立ち向かう大変な時期である。この時期に傷ついたり、道に迷ったりする若者が、その後の人生でも挫折を余儀なくされている様子が良く分かる。

今の時代、安易に学歴で就業ができないとは思わない。やる気さえあれば無資格でも自営業は起こせるわけだし、資格はあとからでも取得できるのだ。ただ、大事な時期に心の骨を折ってしまった若者にとって、夢を持つことや生活を楽しむということをイメージすることが難しいのかもしれない。本人に情緒・発達的な何か障害があって、うまく立ち回ることができなくてとどまっている場合もある。

結果ばかりを追い求め、人の心を大事にしない風潮がつづけば、こういう流れは変えられないような気がしてならない。

2008年06月20日

留学という選択

あまり知られていないが、高校に在学しながら、交換留学ができる制度・機関がある。せっかく厳しい高校受験を戦い抜いて入学しても、今ひとつ目的を見出せず、ドロップアウトしそうになったり、語学を磨きその後何かの仕事に尽きたいなど、明確な意思や理由がある生徒が選択するケースが多い。

高留連―全国高校生留学・交流団体連絡協議会という団体があり、高校生交流プログラムを実施するグループを会員に持ち、高校生の交換留学を支援している。ここを通して留学をすると、私費留学に比べてかかる費用が年100から150万と安いこと、また、帰国時に取得単位を認めてもらい、卒業要件にするか、あるいは受験を考慮して留学にするかなど、さまざまなニーズにも答えてくれる。何よりも豊富な実績でわが子を任せるのに安心である。ホームシックやカルチャーショックなど、細かい心配事にも相談に乗ってくれるようである。

 私費留学と交換留学の違いは、私費留学が「学校に行く」という学業面でのサポートをするのに対し、交換留学では、地域のコミュニティイや異文化・生活を体験する。ということに重きを置いてサポートがされるという点である。

 留学を体験した生徒は、今までと違う価値観で、あらためて日本をもっとよく知りたいと感じたり、つまらないと感じていたことに価値を見出すことができるようになる。ハードルは少し高いが、大人へのステップが確実に踏み出せるひとつの選択肢である。

2008年06月11日

高校入試対策

高校入試の必勝法として、進路指導の先生が必ず挙げる3つの掟、それは ?目的意識をもつ?夏休みを制する?自分で進路と勉強方法を選ぶことができる ということだそうです。この年齢、つまり、14.5歳の生徒は半分大人なのであり、半人前、親がいちいち手取り足取りできる時期ではないため、どれだけ自立して進めるかが勝利のキーポイントになってくるといえるのです。
それではいったい親には何ができるのか・・・夜食作りや小言を言うことだけではないはずです。まずは小学生のうちから出来ること(
この時期ならたくさん手出しできます)自分から勉強をする癖をつけることです。毎日一定量の課題を『進んでやる』ように仕向けます。とはいってもなかなか遊びに走ってしまい集中できないのが小学生、そこははじめは半強制的にやらせたり、学習シールやごほうびの言葉がけや賞状などの働きかけが大切です。通信教育ならこういうアメ部分もしっかりついてきてオススメです。また、国語力や総合的な知力を養うための読書週間をつけることです。親も進んで読書すると子も見習います。
中学になって親の言うことを聞かなくなってくると、少し距離を置いた大人との付き合いが子どもを伸ばします。信頼できる担任の先生や、塾の先生、親戚のいとこや近所のお兄さんなど、親御さんが上手にネットワークを使って、子どもの様子を知るようにします。ちょっと憧れの年上の存在に出会えるとベストです。反抗期のお子さんと接することは時にはつらく悲しいですが、必ず戻ってくるわが子の成長を信じて見守ってあげたいものです。

家庭学習について

私は小学生対象の学習塾を開いています。個人経営の塾で、教材も手作りでその子に合わせたペースで学習を進めています。子どもたちを指導していて思うことがあります。家庭学習は本来自分で進めるものですが、進め方がわからなかったり、やる気が続かなかったりする場合、塾や通信教育など、家庭外学習も有効だと感じます。
   
小学生の指導では、遊びに流れてしまいがちな時間をしっかり確保することをめあてにしています。基礎の反復繰り返しは、昨今の学校ではおろそかにされてきたことで、子どもたちのほうにも根気や耐性がなくなってきていますので、ねばりづよい気持ちを育てることも大事です。中学へ行っても、高校受験を戦い抜けるように、根気と継続力をもってほしいのです。

人間、どうしても気分の波というものがありますが、小学生の場合はこれが顕著で、成長段階の幼い児童ほど、気分のむらが成績に影響をおよぼします。まずはプリント1まい10問から、小さい目標をもって、その時間は集中するという作業を繰り返し教えています。小学校の低学年から中学年のうちは、親がしっかり見てやることもできます。

感情的になってすぐに親子喧嘩になってしまうという話もよく聞きますが、はじめからできないものと思ってやると失敗がありません。わが子のつまずきをチェックして助けてあげることもできます。小学生の通知表は絶対評価で、本当の全体の中での位置づけが見えるわけではありません。成績があまりぱっとしないように見えても、基本と勉強の姿勢が育っていれば中学以降ぐんとのびることができるのです。

2008年06月09日

高校受験の面接対策

高校受験の面接対策について、中学校で模擬面接の監督をしたことがあります。基本的なことがらが守れていれば大体は合格です。もちろん、校風や教育方針を理解し、聞かれた事柄と結びつけて答えられればパーフェクトですが、中学生にあまり高いコミュニケーション技術を求める学校も多くないでしょう。こういったスキルは学校に入学してから磨いていけばいいことですから。
 ですがぜひ守って欲しい基本的な事柄というのはあります。それは中学生らしい素直な明るい態度を保ち、マイナスポイントを作らないことです。マイナスポイントとは、服装、言葉遣い、うそを言う、などです。他にも、質問の答えに窮して黙ってしまうこともマイナスです。分からない場合は「自分にはわからないのですが・・・」とゆっくり話し始めるとよいでしょう。そのうち他の言葉が思いつけばよいですし、「・・・のことなら聞いたことがあります。」などと話題を少し変えることができるかもしれませんし、先方から助け舟が出るか、話題が変わるでしょう。他には、アピールポイントとして、自分が中学時代にがんばった部活や体験活動などはぜひ熱く語ってください。少々言葉が不器用でも思いは伝わるはずです。
 また、面接を意識して、日頃からいろいろなニュースや物事に関心をもち、友達ばかりではなく先生や親といろいろと話をしておくことが大事です。仲間内のメールやメッセージは微妙な気分を即座に伝えてくれますが、公の場で話し言葉にしてしまうと、大人の人には通じなかったり、不快感を与えてしまうことにもなりかねません。がんばってください。

2008年06月07日

受験当日


 高校受験の試験会場には親御さんが見送りに、中学の教諭が人員確認と励ましに来ている。他にも、予備校や進学塾の講師さんたちも詰め掛けている。親は心配そうに、先生は神妙にしている中で、この講師さんたちは異色の雰囲気を放っている。年齢は若く、先生というよりお友達感覚で威勢がいい。熟ごとに集まって掛け声を掛け合ったり、楽しいサークルの仲間といった感じである。ただ、親も、教師も、講師も、合格を祈願する気持ちはひとつである。多くの願いや希望を受けて、当日はただひたすら集中するのみ、である。ガンバレ!!
自分の受験当日を思い出してみる。遠い記憶だが・・・公立の高校受験問題は、ひねった問題などはあまり出ず、基本的なことを、多く、習得していることが表現できれば合格のはずだ。偏差値や倍率から、ほぼ合格できるとされている。落ち着いて取り組めば大丈夫なはずだ。だけど、安全な道でも絶対に転んではいけないといわれれば、かえって転びそうになり恐ろしくなるような感覚に襲われる。名前を書き忘れたら不合格になってしまうだろうか?いいようのないプレッシャーだ。勝負を仕事にしているたとえばアスリートたちは、どうやってこのようなプレッシャーを乗り越えるのだろう。プロ野球選手やオリンピック選手の顔が次々に駆け巡る。そうこうしているうちに落ち着きを取り戻し無事試験も見直しも終了。用紙が回収され、担当教官が教室を去る。そのとき、気づいた。本当に名前を書き忘れたことを!慌てて先生を追いかけて、間に合う。セーフ。ギリギリの合格でした。

2008年06月04日

中高一貫校とは

 昔はあまり聞かなかった中高一貫校、というのが注目され始めている。最近では公立学校でも学校の設置が多くなってきており、学費の高い私学の制度という認識も変わってきた。公立中高一貫校では、公立の中・高に進学した場合に比べて、学費もトータルにして変わらないらしい。企業が設立する人材育成のためのユニークな一貫校もある。
 中高一貫校のメリットは、6年間を通した比較的自由なカリキュラムの中で行われる独自の教育であり、また、厳しい高校受験戦争を回避してゆとりある学びを進められる点にある。近頃の公立中学の抱える、いじめやゆとり教育、コミュニティ崩壊という問題も、一貫校選択へのきっかけになっているかもしれない。
 高校受験がない代わりに、中学入学時に受験をするため、小学校の4年生以降あたりから受験対策にのために塾に通ったり、学校のことを調べ始めることが多いと聞く。それぞれの学校独自の教育方針を熟知して、それに同意し、子どもにあっているならベストな選択ではないかと思う。ただ、小学校高学年という時期、まだまだ他の子どもと群れてたくさん遊んだり、いっしょにいたりしたいと願う子どもも少なくないだろう。仲間から「お受験組」と切り離されて可愛そうなときもあるかもしれない。それがストレスになっては子どもの成長にとってはマイナスになってしまう。子どもといっしょに話し合い、納得した上で選択できればチャレンジする価値のある進路であると思う。